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新時代のオリンピック・パラリンピック ~パリ2024大会の取り組みから見えるもの~

更新日:2025/3/27

14:30~15:30
2E08教室
#パリ2024大会 #オリンピック #パラリンピック

内容

スポーツの国際大会が、社会へのインパクトや 、レガシーをどうつくるか。

パリ2024大会の取り組み事例から、これからのオリンピック・パラリンピックの開催意義について考えるセッションです。

日本スポーツ振興センターの研究員で「パリ2024インパクト&レガシー戦略評価監督委員会」委員の山田悦子さんにお話いただきます。

今後、日本でも数多く開催される国際大会に向けて、ボランティアの可能性や価値を深める機会として、ぜひ、ご参加ください!

パリ2024大会 陸上競技会場のスタッド・ド・フランス
パリ2024大会 サポートが必要な観客のための案内所

開催レポート

   

「オリンピック・パラリンピックの開催は、本当に必要か」

このテーマのもと、パリオリンピック・パラリンピックで行われた取り組みに関心のある、様々な方にお集まりいただきました。

パリ大会では、大会後に、開催の効果を様々な指標を用いて測定し、社会に与えるインパクトや影響を見える化するという取り組みを目指し、大会前から様々な施策を展開してきました。

たとえば、肉が少ないことで話題となった選手村の食事。これはパリ大会が掲げた「より持続可能で革新的な大会にする」という目標に沿って、家畜の飼育で生じる温室効果ガスを減らそうという施策でした。

他にも、市民の運動不足解消のため、人々がよりアクティブに活動したくなるよう公園の階段や路面にまるで陸上競技場のトラックのような配色のデザイン性を持たせ、日常の空間に遊びや動きを取り入れることで運動やスポーツの参加を促進する取り組みなど、大小さまざまな工夫が紹介されました。

こうした取り組みを進める大会に、ボランティアとして主体的に関わることは、社会的な変化を生み出すための一員ともいえ、また大会に向けた研修等の機会は自身のキャリア形成にもつながるため、今後も参加してほしいとメッセージをいただきました。

アンケートでは、「スポーツとSDGsの関係は、目からウロコでした」「ニュースだけでは知ることができない評価側面や検証の方法が、大会開催の裏側で仕組み化されている事を知る事ができた」との声をいただき、これまでとはちがった視点で、大会の開催意義について考える貴重な時間となりました。

登壇者

山田 悦子
(日本スポーツ振興センター国際情報戦略部主任専門職)

2014年より国連開発と平和のためのスポーツ事務局での勤務経験があり、現在は地方自治体の政策や各団体の戦略等にスポーツを通じた開発や平和分野の要素を組み込むための普及・啓発・人材育成等に取り組む。

また、パリ2024大会のレガシー&サステナビリティ戦略の評価や助言を行う「パリ2024インパクト&レガシー戦略評価監督委員会」の委員に任命され、活動している。

担当スタッフが紹介!おすすめポイント

 多胡
「オリパラって本当に必要?」という方もいるかもしれませんが、私にとっては人生を変えるくらい大きな存在です。このセッションではこの大きな大会を「つくっていく」側の視点をご紹介します。オリパラ好きな方も、そうでない方も、アカデミックな、奥深い話をどうぞ!

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