CONTENTS

あきらめていた万博へ、ボランティアとともに ~大阪・関西万博から横浜花博へ~

15:20~16:20
1W01教室

内容

多くの人でにぎわった大阪・関西万博。
その舞台裏で、歩行が困難などの理由で来場を諦めていた方々をサポートしたのが「LET’S EXPO」でした。

今回は、その活動を企画・運営したスタッフとボランティアの方々から、運営の工夫や研修内容、現場での体験などを伺います。誰もが安心して楽しめる環境づくりのヒントが詰まったトークセッションです。

2027年には横浜で国際園芸博覧会(花博)が開かれます。“誰もが諦めずに楽しめる社会”について、LET’S EXPOの経験を通して一緒に考えてみませんか。

LET’S EXPOとは?

「行こう。あきらめていた人と。」という理念のもと、「万博に参加したい」という思いを、リアルとバーチャルの両面から叶えるユニバーサルツーリズムプロジェクトです。

車いすユーザーや視覚障害者のサポートなどを行う「会場内サポート」や、来場が難しい方向けにパビリオンをライブで紹介する「オンラインツアー」を通じて、誰もが万博を楽しめる環境を整えました。
2025年4月〜10月の期間中に、会場内サポートに約430名、オンラインツアーには延べ15万人以上が参加しました。

この取り組みは開催期間中から注目され、2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会や、2030年リヤド万博での実施も検討されています。

日本財団ボランティアセンターは、「LET’S EXPO」の協力団体として、ボランティアの募集や研修のサポートを行いました。

LET’S EXPOの取り組みについては、ぼ活!レポート&コラムでも紹介しています。
大阪・関西万博に“行きたいけど行けない人”の夢を叶える。ユニバーサルツーリズムプロジェクト「LET’S EXPO」
【前編】https://vokatsu.jp/journal/20250807-1/
【後編】https://vokatsu.jp/journal/20250807-2/

登壇者

村上 弘祐
(一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)チームリーダー)

2014年に三菱UFJ銀行へ入行。法人・個人営業に従事。
法人では大企業から中小企業までを担当。融資や財務/市場分析・事業承継・運用・外為業務等、個人では富裕層の資産承継や運用・ローン業務等実施。
2022年に銀行に在籍しながらMUIC Kansaiへ出向。
新規事業創出に掛かる課題抽出・チームアップ・企画立案・実証実験・社会実装迄を支援。イベント運営にも従事。

綱川 雅之
(東武トップツアーズ官公庁事業部 インバウンド・チームマネージャー、「LET’S EXPO」会場内サポート統括責任者)

旅行会社の添乗員として世界各地を飛び回り、長年にわたり添乗業務の第一線で経験を積む。現在は、インバウンド事業を担当。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、アクセシブルシャトル事業、コロナ禍には日本最大級であった東京都の宿泊療養施設の運営を担当するなど、多様な現場で役割を担ってきた。
モットーは、仕事も遊びも「人の3倍楽しむ」こと。

清家 哲生 さん
(LET’S EXPO ボランティア)

2018年の大阪北部地震、同年の台風21号、2023年の和歌山大雨災害など、各地の災害ボランティアに参加してきた。
また、2019年以降は関西周辺の音楽イベントでの運営サポート、2025年には大阪・関西万博の LET’S EXPO ボランティアとして活動するなど、幅広い活動に参加している。
「自分に何ができるのか、なぜ参加するのか」を常に問い続け、行動することを大切にしている。

尾垣 まゆ美 さん
(LET’S EXPO ボランティア)

東京2020オリンピックにボランティアとして参加した後、退職し専業主婦としての時間を大切にしながら、2025大阪マラソンに参加。
今回のLET’S EXPO会場内サポートボランティアでは、国を挙げての大規模イベントに関われたこと、そして多くの方から「ありがとう」と声をかけてもらえたことは、自身にとって大きな財産となっている。
還暦という節目を迎えるにあたり、やり残しのないよう前向きに挑戦を続け、日々の活動に力を注いでいる。

  • TOP
  • あきらめていた万博へ、ボランティアとともに ~大阪・関西万博から横浜花博へ~