日本財団ボランティアセンター(ぼ活!)は、これまで実施してきた「災害ボランティア研修」を全面的にリニューアルしました。
近年、自然災害の多様化・激甚化に伴い、より多くのボランティアの力が求められると同時に、専門的な知識や技術を備えた人材も必要とされています。加えて、2025年3月には茨城県つくば市に 日本財団災害ボランティアトレーニングセンター(VTC) を開所し、より専門的かつ実践的な研修環境を整備しました。
これを契機に、従来のプログラムを見直し、刷新しました。
新プログラムの主な特徴は以下のとおりです。
●段階的な学習体系
入門編・中級編・上級編の3つのカテゴリに再編し、災害ボランティア活動における基礎的な知識から、現場で役立つ専門的な作業スキルまで、体系的に学べる構成へと変更しました。
従来開催していた研修は、以下のとおり名称を変更します。
旧:災害ボランティア研修〜エキスパート“自然災害家屋再生”編〜
新:災害ボランティア研修 中級編①(家屋再生)
旧:災害ボランティア研修~ダンプ編~
新:災害ボランティア研修 上級編②(ダンプ)
旧:災害ボランティア研修~重機編~
新:災害ボランティア研修 上級編③(重機)
●新たな研修の実施
水害や地震などの復旧活動において必要となる専門的な技術・知識として、「ライフライン(電気・水道・ガス)」「ロープワーク」「屋根応急処置」をテーマとした新たな研修を開始します。
【新規研修】
・災害ボランティア研修 中級編②(ライフライン)
・災害ボランティア研修 中級編③(ロープ)
・災害ボランティア研修 上級編①(屋根応急処置)
●VTC開催の拡充
災害現場に近い環境でのトレーニングや、資機材を用いた実技演習を充実させるため、中級編・上級編は原則としてVTCで開催します。

現在、募集中の災害ボランティア研修は、下記リンクよりご確認ください。
なお、2025年9月21日(日)に開催予定の「災害ボランティア研修 〜エキスパート“自然災害家屋再生”編〜」につきましては、当初の募集内容のとおり実施いたします。
日本財団ボランティアセンターでは、今後も災害支援人材の育成に注力し、学生・社会人・シニアなど幅広い市民の方々が災害支援スキルを習得できる機会の提供を通じて、“市民の力”による日本国内の災害支援力の強化と基盤づくりを目指してまいります。