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いよいよ9月に開催!愛知・名古屋2026大会!開幕に向けて、ボランティアの準備も本格化

2026年1月14日
スポーツ グローバル
いよいよ9月に開催!愛知・名古屋2026大会!開幕に向けて、ボランティアの準備も本格化

今年開催される注目の国際スポーツ大会の1つが、9月から愛知県・名古屋市を中心に開催される「第20回アジア競技大会」と「第5回アジアパラ競技大会」です。

日本財団ボランティアセンター(以下、日本財団ボラセン)は、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会と「ボランティア運営への連携・協力に関する協定」を締結し、ボランティアの募集広報や研修等で協力しています。

本記事では、いよいよ今年開催される「愛知・名古屋2026大会」のボランティアに関する最新情報を紹介します。

アジアがひとつになる、4年に一度のスポーツの舞台

愛知・名古屋2026大会では、「第20回アジア競技大会」と「第5回アジアパラ競技大会」という2つの大会が開催されます。

「第20回アジア競技大会」(以下、アジア大会)は、9月19日から10月4日までの16日間にわたり、愛知県・名古屋市を中心に全国5都府県で開催されます。45の国と地域からおよそ1万5,000人の選手が参加する見込みです。

アジア競技大会が日本で開催されるのは、1958年東京大会、1994年広島大会に次ぐ3度目で、32年ぶりの開催となります。

▼アジア大会の競技スケジュールはこちら
https://www.aichi-nagoya2026.org/news/detail/1087

一方、「第5回アジアパラ競技大会」(以下、アジアパラ大会)は、日本初開催となるアジア最大のパラスポーツの大会です。10月18日から24日までの7日間、アジア大会と同様に45の国と地域から最大4,000人の選手・役員が参加し、18競技が実施されます。

両大会には、アジア各国・地域のトップアスリートが一堂に会し、アジアのスポーツの発展や友好と平和の促進、多様性を尊重し合う共生社会の実現などが期待されています。

▼愛知・名古屋2026大会については、こちらの記事でも紹介しています
ボランティアの基礎知識
「“観る側”から”つくる側”へ。アジア競技大会のボランティア活動とは?」
https://vokatsu.jp/knowledge/asian-games/

ぼ活!レポート&コラム
「愛知・名古屋2026大会のボランティア募集!「アジア大会の顔」として特別な体験を」
https://vokatsu.jp/journal/20241115/

開幕に向けて進むボランティア準備

愛知・名古屋2026大会では、両大会を合わせて約4万人の「大会ボランティア」と「都市ボランティア」が活動します。
ボランティアの募集は2025年4月に終了し、現在は開幕に向けて様々な準備が進められています。

ボランティアの投票で決まったボランティアネーミング

愛知・名古屋2026大会では、大会を支えるボランティア一人ひとりが、より誇りや一体感を持って活動できるよう、ボランティアのネーミング(名称)が、ボランティア応募者や採用者の応募・投票によって決定しました。

そのネーミングは「ONE ASIA CREW(ワン・エイジア・クルー)」です。

ボランティアが関わるすべての人々と体験や感動を共有し、アジアをひとつにする姿や、ボランティアが文化や言語、世代の壁を越えて人と人とを結びつける架け橋的存在になってほしいという想いが込められています。

愛知・名古屋2026大会では、この「ONE ASIA CREW」というネーミングのもと、ボランティアが大会の“顔”として、来場者や選手を迎え、アジアをつなぐ役割を担うことが期待されています。

愛知・名古屋の文化や特徴を表現した大会スタッフユニフォーム

2025年8月には、アジア大会でボランティアを含む大会スタッフが着用するユニフォームが発表されました。

ボランティアのユニフォームのカラーは、森や自然をイメージした「森林グリーン」。
ボランティア以外のユニフォームには、愛知の県花をイメージしたカキツバタパープルや、名古屋城の金シャチをイメージした金シャチゴールドのウェアがあり、開催地である愛知・名古屋の自然や文化を表現したカラーが採用されています。

ユニフォームは中国のスポーツブランド「361°(スリー・シックス・ワン・ディグリー)」から提供され、動きやすさと機能性を兼ね備え、快適に活動できる工夫が詰まっています。

ボランティアには、ユニフォームとなるポロシャツのほか、キャップ、パンツ、ボディバッグ、シューズのアイテムが提供される予定です。

なお、アジアパラ大会のボランティア・大会スタッフのユニフォームは、アシックスから提供されることが決定しています。

段階的に行われるボランティア研修プログラム

ボランティア事前研修もスタートしています。
2025年7月からは、大会やボランティアの基本情報を学ぶ共通研修が実施されました。共通研修は、活動予定のすべてのボランティアがオンデマンド形式で受講しています。

共通研修では、大会の基本情報に加え、障害のある方へのサポート方法、開催地の特徴、ボランティア活動をより楽しむためのヒントなど、大会期間中の活動が充実するようなコンテンツも配信されています。

さらに、2025年11月からは、ボランティア・リーダーとして活動する方を対象とした「リーダー研修」も始まり、愛知・東京・大阪で対面形式で開催されています。

今後は、ボランティア一人ひとりの役割や活動場所が決定し、役割別研修や会場別研修も予定されています。

リーダー研修を現地取材

日本財団ボラセンでは、2025年12月13日に東京で開催された「リーダー研修」を取材しました。

会場に集まったのは約100名。東京2020オリンピック・パラリンピックなど、これまでにさまざまな国際スポーツ大会が開催されてきた東京という土地柄もあり、参加者の多くがボランティア活動やボランティア・リーダーの経験を持つ方々でした。

研修開始当初はやや緊張感のある空気が流れていましたが、近くの席の人同士で自己紹介が始まると、参加者同士はすぐに打ち解けていきました。さすが、ボランティア経験のある方々だと感じられる場面でした。

研修では、リーダーとしての役割や心構えについての講義に加え、グループワークも行われました。講義の中でもグループディスカッションの時間が多く設けられ、参加者同士で積極的な意見交換が行われていました。

特に盛り上がったのが、大会本番の活動やトラブル発生時などを想定し、「自分ならどう対応するか」を話し合うケーススタディです。過去の経験を共有する参加者がいる一方で、リーダー経験のない方が経験者に質問する場面も見られ、「リーダーとしてどう振る舞うか」「どんな声かけが必要か」を具体的に考える時間となりました。

参加者の声

東京2020オリンピック・パラリンピックでボランティアを経験した奥田えりさんは、次のように話してくれました。

「皆さんとコミュニケーションを取ることができ、とても意義のある時間でした。

私はリーダーの経験がなかったのですが、同じグループの方々は皆リーダー経験があり、こういうときはこうするといいよ、ここに気をつけてね、といったアドバイスをいただけたのがとても参考になり、実際の活動をイメージすることができました。

大会本番では、いろいろな方とコミュニケーションを取りながら、メンバーが率先して活動できる環境をつくり、潤滑油のような存在になりたいです」

愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会で、ボランティア課 課長を務める澤田良樹さんに、今回のリーダー研修の印象や、今後のボランティアへの期待についてお話を伺いました。

澤田良樹さん

「今回のリーダー研修を終えて、まず感じたのは、東京会場にはボランティアやリーダーとしての経験者が多かったという点です。グループワークでも、それぞれの経験に基づいた具体的な意見が多く出され、経験談が自然と共有される、充実した研修になったと感じています。

一方で、リーダー研修全体を見ると、実際には『ボランティア・リーダーを経験したことがない』方のほうが多いのが現状です。この研修を通して、少しでも参加者の不安を和らげることができていれば嬉しく、一定の手応えも感じています。

現在は、役割別研修や会場別研修の準備を進めるとともに、ニュースレターの配信や月1回のボランティア向けイベントも実施しています。今後は、希望者によるマラソン大会へのチーム参加なども予定しており、大会前からボランティア同士の横のつながりを育んでいけたらと考えています」

澤田さんの言葉からも、大会本番に向けて、研修だけでなく人と人のつながりを大切にしながら準備が進められている様子が伝わってきました。

大会本番に向けて、研修や交流の場を通じた準備が着実に進み、「ONE ASIA CREW」の活動は、これからさらに広がっていきます。

また、愛知・名古屋2026大会では、大会をより身近に感じ、楽しむための仕組みとして「応援ID」の登録がスタートしています。

応援IDに登録すると、競技の見どころや関連イベント、公式グッズなど、大会開催が待ち遠しくなる最新情報がいち早く届きます。

観戦チケットの購入手続きには、この応援IDの登録が必要となります。大会を“観る側”としても楽しめるように、この機会にぜひご登録ください!

▼詳しくはこちら
https://www.aichi-nagoya2026.org/news/detail/984/

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