2026年7月28日(火)に発生した令和8年熊本地震を受け、日本財団ボランティアセンターでは、8月10日(月)から9月18日(金)までの間に、第1陣から第5陣まで、計5陣の災害ボランティアを熊本県氷川町へ派遣し、のべ185名が活動に参加しました。
各陣では、現地の状況や被災された方々から寄せられたニーズをもとに、社会福祉協議会やNPOなどと連携しながら、被災した家屋や物置からの貴重品の取り出しや、家財の搬出・仕分け・運搬・清掃、瓦やブロック塀の解体・撤去、道路啓開に伴う活動などに取り組みました。
1.活動地域の状況と活動内容
活動地域の氷川町では、地震による家屋やブロック塀の倒壊などの被害が確認されました。発災から時間が経過する中でも、道路をふさぐ倒壊物の撤去や、被災家屋からの家財の搬出など、生活環境の復旧に向けた支援が必要とされていました。
こうした現地の状況や被災された方々から寄せられたニーズを踏まえ、第1陣から第5陣では、全国各地から参加したボランティアが、被災した家屋や物置からの貴重品の取り出しや、家財の搬出・仕分け・運搬・清掃、瓦やブロック塀の解体・撤去、道路啓開に伴う活動などに取り組みました。
現場では、被災された方と作業内容を確認しながら活動を進めました。家財の搬出では、残すものと処分するものを一つひとつ確認しながら作業を行うなど、それぞれの依頼に応じた対応を行いました。また、継続して作業が必要な現場では、次の陣へ状況を引き継ぎながら支援を続けました。
活動期間中は厳しい暑さの中での作業が多くなりましたが、ボランティア同士で声を掛け合い、安全に配慮して活動を行いました。
■第1陣の活動:8月10日(月)~14日(金)
第1陣では、被災家屋からの家財の仕分け・運搬、木製フェンスやブロック塀の解体・撤去、道路啓開に伴う倒壊物の撤去などを実施しました。
活動初日には、避難所にて足湯や炊き出しなども行いました。避難所では、参加したボランティアが被災された方々と自然に会話を交わす場面もありました。
家屋の片付けでは、家財を運び出すだけでなく、作業後の現場を確認しながら清掃まで行うなど、依頼された作業を終えた後の状況にも配慮して活動しました。


■第2陣の活動:8月17日(月)~21日(金)
第2陣では、被災家屋や敷地内の片付け、家財の搬出、ブロック塀の撤去、倒壊した建物の一部解体などに取り組みました。
道路をふさぐブロック塀の撤去や、倒壊した建物を一部解体するなど、道路啓開につながる作業にも取り組みました。地域では発災から数週間が経過した後も、道路周辺に倒壊物が残る場所があり、支援が必要な状況に応じ作業を行いました
また、家財の運び出しや仕分け、清掃を行いました。被災された方も作業に加わり、片付けを進めながら、被災前の暮らしや家財にまつわる話を聞く場面もありました。
避難所では、炊き出しの準備にも参加。地域の方々と接しながら、被災された方々の生活を支える活動にも取り組みました。


■第3陣の活動:8月31日(月)~9月4日(金)
第3陣では、農家のビニールハウスや被災家屋、敷地内の片付けを中心に活動しました。
農業用ハウスでは、地震の影響を受けた設備や周辺の片付けなどを行いました。厳しい暑さの中での作業となりましたが、参加者同士で声を掛け合いながら作業を進めました。
また、被災家屋では、家財を残すものと処分するものに仕分けしながら整理を行いました。家財の整理に対して慎重だった住民の方とも、必要なものを確認しながら作業を進めました。
一日では作業を終えることが難しい現場については、現場の状況を見つつ状況に応じて継続して対応しました。


■第4陣の活動:9月7日(月)~11日(金)
第4陣では、屋根から落下した瓦撤去、被災家屋からの家財の搬出、敷地内の片付けなどを行いました。
瓦の撤去では、土砂なども混ざっている現場があり、現場の状態を確認しながら作業を進めました。また、農家のビニールハウスでは、農作業に関わる作業にも取り組みました。被災後の生活再建に向けて、住民の方から寄せられたニーズに対応しました。
このほか、被災家屋から家財や生活用品などを搬出し、住民の方が自宅で生活を再開するための環境整備にも取り組みました。


■第5陣の活動:9月14日(月)~18日(金)
第5陣では、被災家屋や家財の搬出・運搬、ブロック塀の撤去など、複数の現場で活動しました。
被災家屋では、搬出した家財を物置へ運搬したほか、ブロック塀や瓦などの撤去も行いました。複数の現場で、それぞれの場所で必要とされる作業に対応しました。
家財の搬出では、住民の方と一緒に残すものと処分するものを確認しながら作業を進める場面もあり、家財にまつわる話を聞きながら作業を行いました。


2.活動にご参加・寄付のご支援いただいた皆さまへ
今回の災害ボランティア募集には、多くの方からご応募をいただき、第1陣から第5陣まで、計5陣にわたって被災地での支援に取り組みました。
現地で活動に参加し、被災地での支援にご協力いただいたボランティアの皆さまに、改めて感謝申し上げます。
今回の活動にあたり、多くの方からの寄付をお寄せいただくなど、ご支援・ご協力いただいた皆さまにも、心より御礼申し上げます。
3.災害ボランティア研修について
日本財団ボランティアセンターでは、災害ボランティアに関する研修やセミナーを定期的に開催しています。
研修は「入門編」「中級編」「上級編」の3つのカテゴリに分かれており、災害ボランティア活動に必要な基礎的な知識から、現場で役立つ専門的な作業スキルまで、段階的に学ぶことができます。
これから災害ボランティアについて学びたい方から、より専門的な知識やスキルを身につけたい方まで、関心や経験に合わせて受講いただけます。災害ボランティアに関心のある方は、ぜひご覧ください。
▼災害ボランティア研修に関する内容はこちら
https://vokatsu.jp/seminars/?subgenres%5B%5D=disasterrelief