日本財団ボランティアセンター(以下日本財団ボラセン、東京都港区、会長 山脇 康)は、5月14日に、ボランティア活動推進に関する協定を大阪府松原市(澤井宏文市長)と締結しました。日本財団ボラセンと自治体との協定は、長野県軽井沢町に続いて2件目です。
連携協定の目的
本協定は、ボランティア活動や社会貢献活動を通じて、相互に協力・連携を行い、市民サービスの向上及び地域の成長・発展に寄与することを目的としています。
協定内容
(1)ボランティア活動や社会貢献活動に対する支援活動
(2)ボランティア活動や社会貢献活動における広報活動
(3)ボランティア活動や社会貢献活動に関する教育活動
(4)災害等の緊急事態やイベントにおけるボランティア派遣
(5)その他、双方が必要と認めたボランティア活動支援に関する事項
※本協定に関連し、5月14日午前には松原市立中央小学校で、ボランティアが講師を務める出前授業「ボ学」を6年生66人を対象に実施しました。
澤井宏文・松原市長 コメント
この度の協定締結は、本市にとって有意義で、市民にとっても素晴らしい協定になると感謝しております。
5つの分野で協定を結ばせていただきましたが、中でも、ボランティアの魅力や社会的な意義を子どものころから学べる「ボ学」について、大変ありがたい機会と考えています。今日の午前中も、私の母校でもある中央小学校で「ボ学」を実施いただきました。
昨今では地域のつながりの希薄化が課題となる中、ボランティアはつながりを生むきっかけづくりとなると思います。子どものころからボランティアの大切さを学び、身近なところから携わることで、子どもたちが周りの環境や大人の背中を見ることができ、そしてそこから地域の協働の取り組みの輪が広がると考えています。
本市は、市民と一緒にまちづくりに取り組む協働のまちです。市民の皆さんとともに地域の防災について考え行動するセーフコミュニティ活動や、小中学校でもインターナショナル・セーフスクールという活動を行っています。このようなまちづくりを持続していくためにも、この協定を通じて、次世代の協働の担い手が育っていくことを願っています。
山脇 康・日本財団ボランティアセンター会長 コメント
この度は、松原市とのボランティア活動推進に関する協定を締結することができ、厚く御礼申し上げます。
松原市は、2013年に大阪府で最初のセーフコミュニティ国際認証都市となるなど、市民の皆さんの力を活用した安心・安全なまちづくりに力を入れており、また、市内すべての小中学校でインターナショナル・セーフスクールの国際認証を取得し、安心・安全なまちづくりについて、子どもたちにも主体的に取り組んでもらっているとうかがっております。こうした取り組みには、私どもが行っている学校向けの出前授業「ボ学」も貢献できると考えております。
私たちは、楽しみながらボランティア活動を推進していくことが、様々な体験や人々のつながりを提供し、それが多様性あふれる優しい社会の実現に繋がってゆくと考えています。今後は、ボ学をはじめ、これまでに私どもが培ってきた知識、ノウハウ、ネットワークを提供し、ボランティア活動を通じて、松原市のより良いまちづくりを支援してまいります。