日本財団ボランティアセンター(日本財団ボラセン)は、2026年5月20日、公益財団法人ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会と連携協定を締結しました。
2027年5月に開催される世界最大級の生涯スポーツの国際総合競技大会「ワールドマスターズゲームズ2027関西」の開催に向けて、ボランティア募集や研修、情報発信などで連携し、大会を支えるボランティアの育成や参加促進に取り組んでいきます。
このレポートでは、「ワールドマスターズゲームズ2027関西」の概要や、現在募集されているボランティアの情報をご紹介します。
ワールドマスターズゲームズとは?
ワールドマスターズゲームズは、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が主催する、世界最大級の生涯スポーツの国際総合競技大会です。
オリンピックや世界選手権などがトップアスリートによる競技大会であるのに対し、ワールドマスターズゲームズはスポーツを愛する一般の人々が主役の大会です。
参加資格は競技ごとに異なりますが、多くの競技では概ね30歳以上であれば参加が可能です。若い頃に競技経験があった人はもちろん、社会人になってからスポーツを始めた人や、健康づくりのために競技を続けている人など、さまざまな人が競技者として参加します。勝敗だけを競うのではなく、競技を通じて世界中の人々と交流し、お互いの文化や価値観に触れられることも大きな魅力です。
1985年にカナダ・トロントで初めて開催されて以来、オーストラリア、カナダ、イタリア、ニュージーランドなど世界各地で開催されてきました。前回大会となる2025年の台湾(台北市・新北市)大会には約2万5,000人が参加しました。
日本での開催は当初2021年に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により延期となり、2027年に開催されることとなりました。
国内外から5万人が集う世界最大級の生涯スポーツの祭典
ワールドマスターズゲームズ2027関西は、2027年5月14日(金)から30日(日)までの17日間にわたり開催され、国内外から5万人の参加者が集まることを目標としており、そのうち約2万人は海外からの参加を見込んでいます。

会場は、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市の13府県政令市に広がり、関西一円を舞台に競技が行われます。
実施されるのは35競技59種目。陸上競技や競泳、ゴルフといった個人競技から、サッカー、野球、バスケットボールなどのチーム競技まで幅広い競技が行われます。また、ライフセービングや綱引き、ゲートボールなど、オリンピックでは見ることのできない競技も実施されるほか、34競技のオープン競技も予定されています。
大会テーマは、「スポーツ・フォー・ライフの開花」。
スポーツを通じて人生を豊かにする「スポーツ・フォー・ライフ」の理念を広げるとともに、関西大会が掲げるさまざまな価値や可能性を花開かせたいという思いが込められています。

大会の成功に向けて連携
大会開催まで1年を切った2026年5月20日、東京都内にてワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会の木下博夫事務総長と日本財団ボラセンの山脇康会長が出席のもと、連携協定締結式が行われました。

今回の協定では、
・ボランティア募集に関する広報の連携・協力
・ボランティア研修に関する連携・協力
・ボランティアに関する情報共有
・その他、大会の準備・運営における必要な事項
の4項目について、両団体が協力しながら大会成功に向けた取り組みを進めていくことを確認しました。
木下博夫事務総長は、
「この連携協定は組織委員会にとって非常に大きな力になります。日本財団ボランティアセンターの豊富な知見を大会運営のさまざまな場面で活かし、素晴らしい大会にしていきたい」
と抱負を述べました。
また、山脇康会長は、
「この大会を契機にボランティア文化を関西から全国へ広げ、より良い社会の実現につなげられるよう全力で取り組んでいきたい」
と意気込みを語りました。

日本財団ボラセンでは、これまでも東京2020オリンピック・パラリンピックや東京2025世界陸上などの国際大会におけるボランティア育成に携わってきました。培ってきた経験やノウハウを活かしながら、ワールドマスターズゲームズ2027関西を支えていきます。
大会を支えるボランティアも募集中
国内外から多くの参加者が集まる国際大会では、多くのボランティアの活躍が欠かせません。
ワールドマスターズゲームズ2027関西でも、延べ約3万8,000人のボランティアが活動する予定です。会場案内やイベント運営の補助などを行う「一般ボランティア」のほか、語学や医療などの専門的な知識や経験を活かす「専門ボランティア」などが大会を支えます。
ボランティアの募集は、各開催都市ごとに分かれる実行委員会単位で行われ、既に募集が開始されている都市もあります。
募集期間や募集人数などは、各開催都市ごとに異なるため、詳細は各実行委員会のWEBサイトをご覧ください。
ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会のボランティア募集ページでは、各実行委員会の募集ページを確認することができます。
▼ワールドマスターズゲームズ2021関西組織委員会 ボランティア募集ページ
https://wmg2027.jp/entry/volunteer
2026年6月20日時点でボランティア募集ページが公開されている実行委員会
・滋賀県
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/bunakasports/sports/350446.html
・京都府(京都市を除く)
https://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/news/wmg2021volunteer.html
・京都市
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000352603.html
・和歌山県
https://wmg2021wakayama.jp/volunteer
・徳島県
https://wmg2027.tokushima.jp/volunteer01
“選手”と“ボランティア”両方で参加できるチャンスも
世界中からスポーツ愛好家が集い、多くのボランティアが大会を支えるワールドマスターズゲームズ2027関西。その魅力は、さまざまな形で大会に関われることにもあります。

35競技59種目が17日間にわたって各地で開催されるため、競技によって日程や会場はさまざま。出場する競技の日程によっては、選手として大会に参加しながら、別の日にはボランティアとして活動することもできるかもしれません。
世界中から集まった参加者と競技に挑み、その後は大会を支える側として運営に携わる。
「世界大会に出場する」という挑戦と、「世界大会を支える」という経験。その両方を一度に味わえる可能性があるのも、ワールドマスターズゲームズならではの魅力です。
競技者として参加する、ボランティアとして大会を支える、あるいは観戦を通じて応援する。ワールドマスターズゲームズ2027関西には、一人ひとりがスポーツを通じて新たな挑戦や出会いを生み出せる機会があります。
ぜひあなたも、「する・みる・支える」のさまざまな形でワールドマスターズゲームズ2027関西に参加してみませんか。