ボランティアの基礎知識

【第二の人生に】シニアボランティアとは?活動の種類や体験談を紹介します

2026年3月31日
その他
【第二の人生に】シニアボランティアとは?活動の種類や体験談を紹介します

定年後をどう過ごすかを考えるシニア世代の間で注目されているのが、シニアボランティアです。福祉関連での支援や、子どものサポート、災害支援など、ボランティア活動の内容は幅広く、シニア世代の方も、体力やライフスタイルに合わせて無理なく参加することができます。「何か新しいことを始めたい」「社会とつながり続けたい」そんな思いを持つシニアの方にとって、ボランティア活動は、第二の人生を彩り、自然と生きがいや充実感をもたらしてくれるはずです。

この記事では、シニア世代が参加しやすいボランティアの種類や、活動を通して得られるメリットを紹介します。また、実際にボランティアに取り組んでいるシニア世代の声もお届けしますので、新たな一歩を考えるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

シニアボランティアとは?

スポーツ大会で記録業務を行うシニアボランティアの様子

シニアボランティアとは?

シニアボランティアとは、退職後や定年後のシニア世代が、これまでの人生で培ってきた経験や知識を活かしながら参加するボランティア活動のことです。一般的に「シニア」とは60歳以上を指しますが、ボランティアの現場では50代後半の方を含むこともあります。

ボランティア活動は、特定の年代に限定されず、シニア世代であっても参加できる場が数多く用意されており、自分のペースで社会参加を続けることができます。実際に、「社会とのつながりを持ち続けたい」「誰かの役に立ちたい」といった思いをきっかけに、多くのシニア世代の方が活動を行っています。

年齢だけで区切られるものではなく、「今の自分にできること」から関われるのが、シニアボランティアの特徴です。

ボランティアが「第二の人生の生きがい」として注目される背景

シニア世代のボランティア活動が注目されている背景には、社会全体の高齢化が大きく関係しています。定年後も健康で、意欲的に過ごしたいと考えるシニアが増える中で、社会とのつながりや自分なりの役割を求める声も大きくなってきました。

一方、仕事を離れることで、それまで担ってきた「役割」や「目的」が薄れ、孤立感を覚える人がいるのも事実です。会社という社会との接点がなくなることで、自分の居場所を見失ってしまうケースも少なくありません。

そうした中、他者との関わりを自然に生み出せるボランティア活動は、シニア世代にとって有力な選択肢となっています。年齢に関係なく社会とつながり続けられることは、直接心の安定や前向きな気持ちにつながっていくのです。

また、実際にボランティア経験が多い人ほど、人生満足度や幸福感が高い傾向があるともいわれています。とある研究では、ボランティア活動がうつや孤独感の低減、生活満足度の向上に寄与することも報告されています。

▼ボランティアとウェルビーイングの関係についての記事はこちら
ボランティアはあなたのウェルビーイングを高める活動になる【Volunteer’s Summit 2024】 | ぼ活!

ボランティア活動は、誰かのためになるだけでなく、自分自身の居場所を社会の中につくる活動。こうした背景により、シニア世代にとって、第二の人生を豊かにする選択肢として注目されているのです。

シニアボランティアの活動の種類

シニア世代が参加できるボランティア活動は多岐にわたります。ここでは、特にシニア世代に人気がある活動や年齢に関係なく参加しやすい主な活動を紹介します。

高齢者や障害のある方を支援する活動

シニアボランティアがパラスポーツ大会で活動を行う様子

福祉分野のボランティアは、シニア世代にとって身近で始めやすい活動の一つです。高齢者や障害者施設での清掃、レクリエーションのサポートなど、専門的な資格がなくても気軽に参加できる内容も多くあります。

活動によっては、事前に研修が用意されている場合もあり、ボランティアが初めての方でも安心です。人と向き合い、寄り添うことで、誰かの支えになることができます。

▼「福祉」に関するボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/genre/medicalvolunteer

地域活性化・まちづくり

自分の住んでいる地域に関わるボランティアは継続しやすく、シニア世代にも人気のある活動です。 地域の人たちとの交流が生まれ、新たなコミュニティづくりにもつながっていきます。

活動内容は、花壇の整備や自然・歴史的建造物の保全、公園の清掃、リサイクル活動の補助など、多種多様。特別な知識や資格が不要な活動も多く、初めてでも気軽に参加しやすいのが特徴です。

▼「地域活性化・まちづくり」に関するボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/genre/communitydevelopment

子どものサポート活動

子どもをサポートする活動も、シニア世代が活躍しやすい分野です。
小学生の学習支援、子ども食堂の運営サポート、図書館での読み聞かせなど、様々な活動の種類があります。子育て経験のあるシニアにとっては、これまでの人生経験を自然に活かすことができるのも特徴です。

次世代を支える喜びを感じられるだけでなく、 子どもたちと触れ合う中で、元気や前向きなエネルギーをもらえることもあるでしょう。

▼子どもに関わるボランティアについてもっと詳しく知りたい方はこちら
子どもと関わるボランティア完全ガイド|未経験でも始められる社会貢献の第一歩 | ぼ活!

学習支援ボランティアとは?活動内容・選び方・心がけ【学生・社会人向け】 | ぼ活!

▼「子どもサポート」のボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/subgenre/childvolunteer

自然・環境保全の活動

若者とシニアの方が一緒に農業ボランティアを行う様子

山や海でのごみ拾い、里山の保全活動など、自然と関わるボランティアも人気があります。
屋外で体を動かしながら、無理のない範囲で参加できるのが魅力です。仲間と協力しながら環境がきれいになっていく様子を目にすると、達成感ややりがいもひとしお。
心身のリフレッシュにつながる活動として選ばれることも少なくありません。

▼自然・環境保全に関するボランティア活動についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【初心者向け】農業ボランティアの活動内容・期間・服装を体験談付きで解説 | ぼ活!

▼「自然・環境保全」に関するボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/genre/environmentalvolunteer

災害支援活動

シニアボランティアが被災地支援の一環として写真洗浄を行う様子

近年、自然災害の増加によりニーズは高まっている災害ボランティアは、体力が求められる作業もありますが、シニア世代でも参加しやすい役割が多いのが特徴です。

被災地での炊き出しや物資の仕分け、ボランティアセンターでの受付・記録業務、避難所でのサポート、写真洗浄など、関わり方はさまざま。手芸や縫製の経験を活かした支援物資づくりも、その一例です。

大変な場面もありますが、「誰かの役に立っている」という実感を得やすい活動でもあります。

▼災害支援に関するボランティア活動についてもっと詳しく知りたい方はこちら
災害ボランティアの始め方ガイド|種類・活動内容・参加方法を解説! | ぼ活!

被災地ボランティアの始め方ガイド|活動内容・持ち物・心構えを解説 | ぼ活!

能登の復興ボランティア | 活動内容・体験談・現在の募集状況

▼「災害支援」に関するボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/genre/disastervolunteer

海外・言語・国際支援

これまで培ってきた経験や語学力を活かしたい方には、海外支援ボランティアも選択肢もおすすめです。
たとえば、JICA(国際協力機構)のシニア海外ボランティアでは、40〜69歳を対象に海外ボランティアの募集が行われています。

また、海外へ行かなくても、日本語教室での学習支援や、開発途上国への物品支援・募金活動など、身近な場所で国際協力に参加する方法もあります。
自分に合った関わり方を選べる点も、シニア世代にとって取り組みやすいポイントです。

▼海外・言語・国際支援に関するボランティア活動についてもっと詳しく知りたい方はこちら
海外ボランティア完全ガイド|活動の種類・選び方・具体例を学生・社会人向けに解説 | ぼ活!

▼「海外・言語・国際支援」に関するボランティア活動を探す
https://vokatsu.jp/volunteers/genre/globalvolunteer

シニアボランティアで得られるメリットとは

シニアの方と若者が一緒にボランティア活動を行う様子

冒頭でもお伝えした通り、シニア世代にとって、ボランティア活動は「第二の人生」の生きがいにつながる存在です。ここでは、実際に活動を通して感じやすい主なメリットを、あらためて紹介します。

自己肯定感が高まる

ボランティア活動を通じて得られるのが、「誰かの役に立っている」という実感です。この感覚は、定年後に感じやすい役割の喪失感をやわらげ、自分の存在価値を改めて感じさせてくれます。

特別なことをするわけではなく、ご自身のできる範囲で活動することで、感謝の言葉をもらえる場面もあります。その積み重ねが、自信や前向きな気持ちにつながっていくのです。

社会的なつながりが広がる

ボランティアを始めることで、これまでとは違った人間関係が生まれます。同じ地域で活動する仲間と知り合えたり、共通の目的を持つ人と自然につながれたりするのも魅力のひとつです。また、関わる相手は同世代に限りません。

子どもや若者、保護者など、多世代との交流を通して、新しい刺激や学びを得ることもあります社会の中に「自分の居場所」を感じられるようになる点も、大きなメリットといえるでしょう。

健康的な生活習慣につながる

ボランティア活動は、心だけでなく体にも良い影響を与えてくれます。

活動があることで出かけるきっかけになり、生活に自然なメリハリが生まれ、起床時間や食事のリズムも整いやすくなります。活動の内容によっては、軽い運動につながり、無理のない形で体を動かす機会が増えていきます。

また、人と話す時間が増えることで、気分転換やリフレッシュにつながる点も、シニア世代がボランティアに参加する大きなメリットの一つといえるでしょう。

【体験談】ボランティアに参加したシニア世代の声

シニアボランティアが海外の方と話す様子

ここでは、実際に「ぼ活!」を通してボランティア活動に参加した、シニア世代のリアルな声を紹介します。初めての参加で感じたことや、活動を終えたあとの気持ちなど、等身大の感想が集まりました。

「ぼ活!を利用し、初めての本格ボランティアでしたが、事前や当日の説明や丁寧なサポートで、楽しんで活動できた」(50代・男性)

「初めて会うメンバーどうしでも、適材適所力を出し合って、協力し合えて、スムーズに作業ができてよかった」(50代・女性)

「若い人たちが一所懸命やっている姿を見て、またグループ皆んなが協力しながらやり遂げれて嬉しかった」(60代・男性)

「学生からシニアまで多様なメンバー構成もよかったと思います」(60代・女性)

「充実感と心と感覚がリフレッシュできた」(70代・男性)

「初めて参加する方が多いと思ったが、特に指示されなくても各ポジションに散らばってスムーズな流れ作業になる協調性・協力する能力が素晴らしい」(70代・女性)

このように、ボランティア活動を通して達成感やリフレッシュ感を得たり、人との関わりの中で新たな刺激を受けている方が多くいます。多様な世代と力を合わせながら社会に関わる経験が、シニア世代にとって新たな生きがいにつながっていることが伝わってきます。

シニア世代がボランティアに参加するには

シニアボランティアが協力して活動を行う様子

この章では、「興味はあるけれど、何から始めればいいのかわからない」という方のために、ボランティアを始める際のポイントをまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。

ボランティアに応募する際のポイント

まずは、「どんな活動に参加したいか」を考えるところから始めてみましょう。

子どもと関わりたいのか、軽い作業がいいのか。体力や生活リズムも含めて、自分に合った条件を整理しておくと探しやすくなります。

また、活動先は、NPO法人や地域のボランティアセンター、そして「ぼ活!」のようなボランティア募集プラットフォームで探すことができます。

応募前には、年齢制限の有無や事前研修があるかなど、参加条件をしっかり確認しておくと安心です。

▼シニア世代が参加できる「ぼ活!」でのボランティア活動はこちら
https://vokatsu.jp/volunteers/keyword/senior_volunteer_activities

ボランティアに参加する際の注意点

体調を最優先にする

ボランティアは無理をして行うものではありません。事前に活動内容をしっかり確認し、自分の体調や体力に合ったものを選ぶことが大切です。

また、移動時間が長すぎると、それだけで疲れてしまうこともあります。少しでも体調に違和感を感じたときは、我慢せず、活動を休む判断をしましょう。

安全対策をしっかり行う

活動中のケガやトラブルに備えることも忘れてはいけません。服装や持ち物、天候への対策など、自分自身の安全のためにしっかり備えておくことで、安心して活動に参加できます。

また、多くの団体では、万が一に備えてボランティア保険への加入を推奨、または必須としています。事前に確認し、必要に応じて加入しておくとより安心です。

▼ボランティア保険について知りたい方はこちら
ボランティア保険とは?対象の活動や加入方法をわかりやすく解説 | ぼ活!

「楽しむ気持ち」を大切にする

初めての参加では、勝手が分からず戸惑ったり、他の世代との関わりに緊張することもあるかもしれません。ボランティア活動は、無理に完璧を目指さなくても大丈夫です。肩の力を抜いて、笑顔で、できることから関わっていきましょう。自分自身も楽しむ気持ちを大切にすることで、ボランティアの時間はより心地よいものになります。

ボランティア活動で第二の人生を充実させよう

シニア世代のボランティア参加は、第二の人生における生きがいや、心の充足感につながる有意義な選択肢の一つです。初めての方でも挑戦しやすい活動が多くあり、自然と社会とのつながりを感じられる場面が広がっています。

そして、大切なのは、無理をせず、自分のペースで続けること。安全に配慮しながら一歩踏み出すことで、これまでとは少し違った充実した日常に出会えるかもしれません。

何か始めてみたいと感じた瞬間が、ボランティアを考える良いタイミングです。ぜひ気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

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参考資料

・MDPI”ボランティア活動と高齢者のうつ病、孤独感、ライフスタイルとの関連性:日本の横断研究からの知見”
https://www.mdpi.com/2227-9032/12/21/2187(参照2025-11-1)

・日本財団遺贈寄付サポートセンター”老後から始めるボランティア”
https://izo-kifu.jp/contents/29.html#anchor_1(参照2025-11-12)

・いろいろな働き方を応援するサイトBIZ BLOG”シニアボランティアとは|活動の種類や楽しみ方など分かりやすく解説します”
https://biz.yokozeki.net/senior-volunteer/(参照2025-11-12)